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ジアルジア感染症とは?犬・猫の下痢の原因と治療・予防を解説

ジアルジア感染症とは?犬・猫の下痢の原因と治療・予防を解説


ジアルジア感染症は、犬や猫でよく見られる寄生虫性の消化器疾患です。特に子犬・子猫や免疫力が低い個体で発症しやすく、慢性的な下痢の原因になることもあります。

本記事では、ジアルジアの症状・感染経路・治療・予防についてわかりやすく解説します。

 ジアルジアとは?


ジアルジアは「原虫」と呼ばれる生物で、主に腸に寄生します。

正式には「ジアルジア症」と呼ばれます。

肉眼では見えず、顕微鏡検査で確認されます。

主な症状


ジアルジア感染でよく見られる症状は…

  • 軟便〜水様性の下痢
  • 粘液便(ゼリー状の便)
  • 悪臭の強い便
  • 食欲低下
  • 体重減少
    ※元気・食欲があるのに下痢だけ続くケースも多いのが特徴です。

原因、感染経路


ジアルジアは経口感染します。

主な感染ルート

  • 汚染された水を飲む
  • 他の動物の便を舐める
  • グルーミング時の口からの摂取

特に以下の環境で注意が必要です

  • 多頭飼育
  • ペットショップ
  • ドッグラン
  • 保護施設
    つまり、不特定多数の場ですね。インフルやコロナ、風邪の要注意場所と同じです。

診断方法


動物病院では以下の方法で診断します。

  • 便検査(直接法・浮遊法) ←主にこちらです。

犬の糞便検査により検出されたジアルジア②犬の糞便検査により検出されたジアルジア③犬の糞便検査により検出されたジアルジア①
↑こちらは提出された糞便を顕微鏡で見たものの連写です。生きが良いですね。元気に動き、たまに回転しています。
元気に動いていれば見つけやすいですが、動かない症例もあります。透明なため発見できない、または身体にいても糞便に出ないこともあります。

ご予約はこちらから
https://maps.app.goo.gl/cSpYu2JQafXPfurAA?g_st=ipc

  • 抗原検査キット

※ジアルジアは排出が不規則なため、複数回検査が必要なこともあります。

治療方法


主に内服薬で治療します。

  • 駆虫薬の投与
  • 症状に応じて整腸剤など併用

ケースバイケースですが、基本的に下痢止めはダメです。寄生虫を排出できずに悪化する可能性が高いので、糞便検査と獣医師によるその症例に合った治療法が不可欠です。

ここからは余談になりますが、人間でも気軽に手に入る下痢止めは判断を間違えると命を落とします。
食中毒事件で若者は死亡率が低いのですが、一例では、同級生の中で1名のみ亡くなった方は受診する前に下痢止めを服用していました。
必ず受診し、検査を受けてから服用してください。

予防と再発防止


ジアルジア対策で最も重要なのは「環境管理」です。

  • 食糞防止、排泄物はすぐ処理→ 感染源を減らす
  • 生活環境の消毒→ 熱湯や塩素系消毒が有効
  • 多頭飼育は全頭チェック→ 無症状キャリア対策

人にうつる?


ジアルジアは人にも感染する可能性があります(人獣共通感染症)

ただし、犬猫由来のタイプは人への感染リスクは低いとされていますが、衛生管理は必須です。

まとめ


ジアルジア感染症は珍しい病気ではなく、日常診療でよく遭遇する寄生虫感染症です。

適切な治療と環境管理を行えばコントロール可能ですが、再発しやすいため継続的なケアが重要です。

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