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鳥の卵詰まり(卵塞)に注意|セキセイインコ・文鳥などの症状と対処法

鳥の卵詰まり(卵塞)に注意|セキセイインコ・文鳥などの症状と対処法

「鳥が卵を産もうとしているのに、なかなか産まない」
「いつもより元気がなく、ケージの底でじっとしている」
「お腹が膨らんでいるように見える」

このような場合、卵詰まり(卵塞)を起こしている可能性があります。

卵詰まりは、セキセイインコや文鳥、オカメインコなどの小・中型の鳥でも起こることがあり、重症になると命に関わる場合があります。

今回は、鳥の卵詰まりについて、症状・原因・危険なサイン・予防方法について解説します。

鳥の「卵詰まり(卵塞)」とは?


卵詰まりとは、卵が正常に形成・排出されず、卵が卵管や総排泄腔付近などで停滞してしまう状態です。

通常、鳥は卵が形成されると、卵管を通って体外へ排出します。しかし、卵の大きさや形の異常、カルシウム不足、筋力低下、肥満などが関係して、卵をうまく産めなくなることがあります。

特に小型の鳥では、体が小さいため、卵が体内で停滞すると短時間で状態が悪化することがあります。

「そのうち産むだろう」と様子を見続けるのは危険です。

鳥の卵詰まりで見られる症状


卵詰まりでは、次のような症状が見られることがあります。

  • ケージの底でうずくまっている
  • 元気がなく、動かない
  • 食欲が低下する
  • 羽を膨らませている
  • 呼吸が苦しそう
  • お腹が膨らんでいる
  • いきむような仕草をする
  • 排便が少なくなる
  • 尾羽を上下させながら呼吸する
  • 総排泄腔周辺が腫れている
  • 止まり木につかまれない
  • ふらつく、ぐったりする

特に、元気がない・食べない・呼吸が苦しそう・ケージの底にいるといった症状がある場合は注意が必要です。

鳥は体調不良を隠す傾向があるため、飼い主様が「少し元気がないかな?」と感じた時点で、実際にはかなり体調が悪化しているケースもあります。

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セキセイインコや文鳥は卵詰まりに注意


卵詰まりはさまざまな鳥で起こりますが、家庭で飼育されることの多いセキセイインコや文鳥、オカメインコなどでも注意が必要です。

特に、発情を繰り返しているメスでは、産卵回数が増えることで体への負担が大きくなることがあります。

「オスがいないから卵は産まない」と思われることがありますが、鳥は交尾をしていなくても産卵することがあります。

そのため、メスの鳥を飼育している場合は、オスがいなくても卵詰まりに注意する必要があります。

鳥が卵詰まりを起こす原因


卵詰まりには、さまざまな要因が関係します。

1.カルシウム不足

卵の殻を作るためにはカルシウムが必要です。

カルシウムが不足すると、卵の形成に問題が生じたり、産卵に必要な筋肉の働きに影響したりすることがあります。

ただし、自己判断でカルシウム剤を大量に与えることも適切ではありません。鳥の食事内容や状態に応じた栄養管理が重要です。

2.肥満

肥満も卵詰まりのリスクを高める要因の一つです。

体脂肪が多い鳥では、卵管周辺の状態や産卵に必要な筋肉の働きなどに影響する可能性があります。

普段から体重を測定し、急激な体重変化がないか確認しましょう。

3.発情・産卵の繰り返し

家庭で飼育されている鳥では、十分な栄養や長い日照時間、巣に似た環境などによって発情が続き、産卵を繰り返すことがあります。

過剰な産卵は、カルシウムなどの栄養素を消費し、体への負担となります。

4.卵の異常

卵が大きすぎる、形がいびつ、殻が正常に形成されていないなど、卵そのものに問題がある場合もあります。

5.若齢・高齢や体調不良

年齢や全身状態によって、正常な産卵が難しくなることがあります。

卵詰まりは「様子見」が危険なことも


鳥の卵詰まりで特に注意したいのが、急速な状態悪化です。

卵が体内で停滞することで、周囲の臓器や血管などが圧迫され、呼吸状態や循環に影響することがあります。

また、排便がうまくできなくなったり、食欲が低下したりすることもあります。

重症化すると、命に関わる状態になる可能性もあります。

そのため、

「卵が出るまで待ってみよう」
「明日まで様子を見よう」

と長時間様子を見るのではなく、卵詰まりが疑われる場合は早めに動物病院へ相談することが大切です。

鳥の卵詰まりで自宅でやってはいけないこと


卵を出そうとして、お腹を強く押したり、無理にマッサージしたりすることは避けてください。

鳥の体は非常に小さく、強い圧迫によって卵管や内臓などを傷つける危険があります。

また、無理に水や食べ物を口に入れることも、状態によっては誤嚥につながる可能性があります。

卵詰まりが疑われる場合は、自宅で無理に卵を出そうとせず、鳥を診察できる動物病院へ早めに相談しましょう。

動物病院ではどんな検査・治療をする?


鳥の卵詰まりが疑われる場合、まずは現在の症状や産卵歴、食事内容、飼育環境などを確認します。

必要に応じて身体検査やレントゲン検査などを行い、卵の位置や大きさ、体内の状態を確認します。

インコのレントゲン画像

↑お腹の下の方に、卵型の白い線があります。

状態によっては、

  • 保温
  • 補液
  • カルシウムなどの補助
  • 産卵を促す処置
  • 卵を排出するための処置
  • その他の内科的治療
  • 状況に応じた外科的処置

などが検討されます。

治療方法は、卵の位置や状態、鳥の体調によって異なります。

写真の子は、経緯は所見からカルシウム剤の注射や内服の投与にて、翌日卵が出たそうです。

鳥の卵詰まりを予防するには?


卵詰まりを完全に防ぐことはできませんが、日頃の飼育環境を見直すことでリスクを下げられる可能性があります。

食事管理

鳥の種類や年齢に適した食事を与え、栄養バランスが偏らないようにしましょう。

特に産卵を繰り返す鳥では、カルシウムなどの栄養管理が重要です。

発情を繰り返させない環境づくり

過剰な発情・産卵を防ぐため、生活リズムや照明時間、巣を連想させる場所がないかなど、飼育環境を見直すことも大切です。

体重を定期的に測る

鳥は体調不良を見た目だけでは判断しにくいため、普段から体重を測定しておくと、体調変化を早期に発見する手がかりになります。

日頃から鳥の様子を観察する

食欲、便、活動量、呼吸、体重などを普段からチェックしておきましょう。

「いつもと違う」という飼い主様の感覚は、鳥の病気を早期発見するうえで重要です。

こんな症状があれば早めに動物病院へ


次のような症状がある場合、卵詰まりを含めた産卵トラブルが疑われます。

・何度もいきんでいる
・お腹が膨らんでいる
・ケージの底でじっとしている
・食べない
・羽を膨らませている
・排便が少ない
・呼吸が苦しそう
・尾羽を上下させて呼吸している
・止まり木に止まれない
・ぐったりしている

特に、呼吸が苦しそう、ぐったりしている、止まり木に止まれないといった場合は緊急性が高い可能性があります。

大阪市旭区で鳥の診察をお考えの飼い主様へ


大阪市旭区周辺で、セキセイインコ・文鳥・オカメインコなどの鳥の体調について気になることがありましたら、早めに動物病院へご相談ください。

鳥の卵詰まりは、初期には「少し元気がない」程度に見えても、短時間で状態が悪化することがあります。

特にメスの鳥を飼育している場合は、「卵を産む予定だから大丈夫」と決めつけず、普段と違う症状がないか確認することが大切です。

大阪市旭区で鳥を飼育されている飼い主様は、卵詰まりや産卵に関する異変を感じた際には、鳥を診察できる動物病院へ早めにご相談ください。

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まとめ


鳥の卵詰まり(卵塞)は、セキセイインコや文鳥などの家庭で飼育されている鳥でも起こる可能性があります。

「産卵するはずなのに産まない」
「元気がない」
「食べない」
「お腹が膨らんでいる」
「呼吸が苦しそう」

このような症状が見られた場合は、卵詰まりの可能性を考える必要があります。

鳥は体調不良を隠しやすいため、症状が明らかになった時にはすでに状態が進行していることもあります。

卵詰まりが疑われる場合は、自宅でお腹を押したり、無理に卵を出そうとしたりせず、できるだけ早く動物病院へご相談ください。

日頃から体重や食欲、便、活動量などをチェックし、鳥の小さな変化に気づいてあげることが、病気の早期発見につながります。

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