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【獣医師監修】犬・猫の胃腸炎の症状・原因・治し方とは?病院に行くべき基準とホームケアを徹底解説

【獣医師監修】犬・猫の胃腸炎の症状・原因・治し方とは?病院に行くべき基準とホームケアを徹底解説

犬や猫の体調不良で特に多いのが、突然の嘔吐や下痢を引き起こす「胃腸炎」です。言葉を話せない愛犬・愛猫が苦しそうにしていると、「一晩様子を見てもいいの?」「すぐに病院へ行くべき?」と不安になりますよね。

本記事では、犬・猫の胃腸炎の主なサイン、引き金となる5つの原因、受診すべき危険な基準、そしてお家での正しい対処法までを専門知識に基づいて分かりやすく解説します。

1. 犬・猫の胃腸炎とは?気づくための初期症状


胃腸炎とは、胃や腸の粘膜に炎症が起きる病気です。急激に発症する「急性胃腸炎」と、3週間以上症状が続く「慢性胃腸炎」に分けられます。

愛犬・愛猫に以下のようなサインが見られたら、胃腸炎の可能性を疑いましょう。

• 嘔吐・吐き気(黄色い胆汁、白い泡、消化されていないフードを吐く)

• 下痢・軟便(泥状の便、水っぽい下痢、ゼリー状の粘液や血が混じる便)

• 食欲不振・元気がなくなる(ご飯を食べない、おやつも拒否する、じっと丸まっている)

• 腹痛のサイン(お腹を触ると嫌がる、前足を伸ばしてお尻を上げる祈りのポーズをする)

2. 犬・猫が胃腸炎になる5つの主な原因


犬や猫は人間よりも地面に近い位置で生活しているため、拾い食いや誤飲のリスクが高く、精神的なストレスもお腹に出やすい繊細な生き物です。

1.食事のトラブル  急な食事の切り替え、普段と違う食べ物、人間の食べ物の拾い食い

2.誤飲・誤食  おもちゃ、毒物(ユリや観葉植物などの植物)、化学物質(洗剤、人間の薬)

3.ストレス、環境の変化  引っ越し、新しい子のお迎え、ペットホテル、来客や子供、寒暖差、季節の変わり目

4.感染症  ウイルス(パルボウイルス等)、細菌(カンピロバクター等)、寄生虫

5.ほかの病気(二次性)  膵炎、肝臓病、腎不全、食物アレルギー、腫瘍など

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3. 【危険度チェック】すぐに動物病院へ行くべき基準


「1回吐いたけれど、その後は元気でお散歩も行ける」という場合は、半日ほど様子を見ても大丈夫なケースが多いです。しかし、以下の症状がある場合は命に関わる脱水症状や重症化のリスクがあるため、すぐに動物病院を受診してください。

緊急性が高いチェックリスト(即受診が必要)

• 1日に何度も激しく吐く、または下痢が止まらない

• 水を飲んでもすぐに吐き出してしまう

• 便に鮮血が混ざっている、または黒いタール状の血便が出た

• ぐったりして目がうつろ、呼びかけへの反応が鈍い

• 子犬・子猫、または持病のあるシニア(高齢)犬・シニア猫

• ※体力がないため、わずかな嘔吐・下痢でも数時間で重篤な脱水や低血糖を起こします。

4. 動物病院での治療方法


動物病院では、主に以下のような治療を行います。

1. 検査:糞便検査、血液検査、レントゲン・超音波(エコー)検査など

2. 対症療法:脱水を防ぐための皮下点滴・静脈点滴、吐き気止めや下痢止めの注射

3. 原因へのアプローチ:抗生物質(細菌性の場合)、駆虫薬(寄生虫の場合)の投与

 

5. 自宅でできる胃腸炎のケアと予防対策


動物病院を受診した後、または軽症で様子を見る際のお家でのケア方法です。

① 絶食・絶水は自己判断で行わない

以前は「胃腸炎=まず24時間の絶食」が推奨されていましたが、現在の獣医療では**「長すぎる絶食は腸の粘膜を荒らし、回復を遅らせる」**という考え方が主流です。特に子犬・子猫は低血糖の恐れがあります。絶食させるかどうかは、必ず獣医師の指示を仰いでください。

② 食事は「ふやかす」か「療法食」を少しずつ

胃腸への負担を減らすため、いつものドライフードをぬるま湯でドロドロにふやかして与えましょう。また、動物病院で処方される「消化器サポート」などの療法食を、小分けにして(1日4〜5回)少しずつ与えるのも効果的です。

③ 室温管理とストレスケア

季節の変わり目(梅雨や寒暖差の激しい時期)は、自律神経の乱れから胃腸炎が増えます。エアコンで室温・湿度を一定に保ち、静かに休める環境を作ってあげましょう。

まとめ:受診時は「スマホの記録」があるとスムーズ


愛犬・愛猫が胃腸炎かもしれないと思ったら、以下の情報をメモして病院へ向かいましょう。

• 「いつから」「何を」「何回」吐いたか(下痢をしたか)

• 直近で新しいフードやおやつ、人間の食べ物を口にしなかったか

• スマホで撮影した「吐瀉物(としゃぶつ)」や「便」の写真・動画

写真や動画があるだけで、獣医師はより正確で迅速な診断を下すことができます。胃腸炎は早期に適切な治療を行えば、数日で元通り元気になることが多い病気です。小さなサインを見逃さず、大切な家族の健康を守ってあげてくださいね。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の診察・効果を保証するものではありません。愛犬・愛猫の体調に異変を感じた場合は、速やかにかかりつけの動物病院をご受診ください。

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