チンチラの不正咬合とは?症状・原因・治療・ 予防について獣医師が解説
チンチラを飼育している方にとって、注意したい病気のひとつが不正咬合です。
チンチラの歯は一生伸び続ける常生歯であり、
しかし、歯の噛み合わせが悪くなると、歯が正常に削れなくなり、
さらに進行すると、食欲低下や体重減少、
この記事では、チンチラの不正咬合について、症状や原因、治療、
チンチラの歯は一生伸び続ける
チンチラの歯は、人間の歯とは大きく異なります。
前歯だけでなく、奥歯も生涯にわたって伸び続けるため、
健康な状態では、
ところが、
これが不正咬合につながります。
↓ハムスターの不正咬合はこちら
チンチラの不正咬合で見られる症状
不正咬合の初期では、

写真の子も症状が出ており来院されましたが、歯が伸びている認識はありませんでした。
病気が進行すると次のような症状が見られることがあります。
- 牧草を食べなくなる
- 食べる量が減る
- ペレットなど柔らかいものばかり食べる
- 食べ物を口から落とす
- 食べるのに時間がかかる
- よだれが出る
- 口周りが濡れている
- 体重が減る
- 便の量が減る
- 涙や目やにが増える
- 顎や顔が腫れる
- 元気がなくなる
特に注意したいのが、「食べているから歯は大丈夫」とは限らない
不正咬合が軽度の場合、食欲が完全になくなるわけではなく、
「牧草だけ食べなくなった」「以前より食べるスピードが遅い」
▼ご予約はこちらから▼
https://maps.app.goo.gl/E7zFyEL7zWs39LNB6
なぜチンチラは不正咬合になるの?
不正咬合の原因はひとつではありません。
① 歯の噛み合わせの異常
歯の位置や角度に問題があると、正常に歯が摩耗しなくなります。
一部の歯だけが伸びたり、尖った部分ができたりすることで、
② 食生活
チンチラの食事では、
牧草をしっかり噛むことは、歯を自然に摩耗させるだけでなく、
ペレットやおやつなど、
③ 歯根の異常
不正咬合が長期間続くと、歯冠(口の中に見えている部分)
歯根が伸びることで、顎の骨や周囲の組織に影響を与えたり、
そのため、単純に「伸びた歯を削れば治る」
不正咬合は奥歯にも起こります
チンチラの歯のトラブルで特に注意したいのが奥歯の不正咬合です
奥歯が正常に摩耗しないと、歯の表面に尖った部分ができ、
その結果、
「食べたいけれど口が痛くて食べられない」
という状態になることがあります。
さらに食べられない状態が続くと、
チンチラでは食欲低下を軽視しないことが大切です。
チンチラの不正咬合はどうやって診断する?
チンチラの口の中は狭く、
また、
そのため、症状や状態によっては、
・口腔内検査 ・頭部のレントゲン検査 ・必要に応じた鎮静下での詳しい検査
などを行います。
特に慢性的な不正咬合では、歯の長さだけではなく、
チンチラの不正咬合の治療
治療方法は、不正咬合の程度や歯の状態によって異なります。
伸びすぎた歯や尖った部分がある場合には、
また、口の中に傷がある場合や痛みが強い場合には、
歯根の異常や顎の骨の変化がある場合には、
一度処置をしたからといって、
不正咬合のチンチラでは、

↑麻酔下で、削った前歯
自宅で歯を切ってもいい?
チンチラの歯が伸びているように見えても、自宅で歯を切ることは
爪切りやニッパーなどで歯を切ると、歯が割れたり、
また、見えている歯だけを処置しても、
歯が伸びている、食べにくそうにしている、
チンチラの不正咬合を予防するには?
不正咬合を完全に予防できるわけではありませんが、
牧草をしっかり食べる環境を作る
チンチラの歯の健康維持には、
牧草は常に食べられるようにして、
体重を定期的に測る
チンチラは体調不良を隠すことがあります。
見た目では元気そうでも、
そのため、定期的に体重を測って記録しておくと、
食べ方の変化をチェックする
「牧草を残すようになった」「硬いものを避けるようになった」「
こうした小さな変化が不正咬合の早期発見につながることがありま
まとめ|チンチラが食べにくそうなら早めに動物病院へ
チンチラの不正咬合は、
特に、
「牧草を食べない」 「食べる量が減った」 「食べ物を口から落とす」 「よだれが出る」 「体重が減った」 「涙が増えた」
といった症状がある場合は注意が必要です。
不正咬合は早期であれば食事管理や歯の処置などによって状態をコ
一方で、進行すると歯根の異常や顎の骨への影響など、
チンチラの歯は外から見える部分だけでは判断できないこともあり
「最近、食べ方がおかしい」「牧草を食べる量が減った」など、
大切なチンチラが長く健康に過ごせるよう、普段から食事・体重・
▼ご予約はこちらから▼
https://maps.app.goo.gl/E7zFyEL7zWs39LNB6












